いつも稲花をご愛飲いただき、誠にありがとうございます。

近頃、ひやおろしや秋あがりについてのお問い合わせが増えてまいりましたので、弊社の方針をご説明させていただきます。

ひやおろしの本質と現状

近年、一部では8月という早い時期からひやおろしと銘打った商品を出荷する傾向が見られます。しかし、弊社ではこの早期販売に疑問を感じております。「ひと夏越して熟成した」という謳い文句の真意が問われる中、特に昨今の猛暑や米質の変化により、日本酒の熟成にはより長い時間を要する傾向にあります。

稲花の姿勢

稲花を大切にしてくださるお客様への感謝の気持ちを第一に、弊社では商業的な判断のみで早期販売に踏み切ることは控えさせていただいております。

ひやおろしの伝統と現代

本来、ひやおろしは菊の節句（9月9日）頃のもので、これは旧暦に基づいています。現代の暦で考えますと、10月中旬頃が相応しい時期となります。

弊社の販売予定

上記の理由により、弊社では9月中のひやおろしおよび秋あがりの販売予定はございません。

私どもは、お客様に最高品質の日本酒をお楽しみいただくことを何よりも大切にしております。熟成に十分な時間をかけ、最適な時期に自信を持ってお届けできる商品のみを販売させていただく所存です。

皆様のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。