
感性×理論
それが稲花の酒になる。
千葉県一宮町の酒蔵、稲花の酒造り
千葉県一宮町で約200年にわたり酒を醸してきた稲花酒造です。造りから届けるところまでを一貫して手がけています。
酒造りで大切なのは、目指す酒の設計と、それを実現する技術です。米や水は材料のひとつにすぎません。どれほど良い米を使っても、ひとつの工程を100点にしても、それだけでは良い酒にはなりません。
天候、米の出来、麹の状態、もろみの発酵。条件は毎年変わります。その変化を読み取り、対応する力が技術です。そして私たちがその判断で何より大切にしているのは、数値ではなく、経験と五感です。
データだけで造る酒は、70点までは到達できます。でも、その先がある。毎年違う条件の中で、経験と感覚を頼りに一本一本を仕上げていく。それが稲花の酒造りです。
鑑評会やコンテストも目指しません。そこで評価される酒と、私たちが求める美味しい酒は違うからです。ガス感のある酒、甘い酒。日本酒にも流行がありますが、稲花はそこにも乗りません。私たちが目指すのは、味わいがあってキレがいい酒。そして、一本一本にそれぞれ違う個性を持たせることです。
蔵元からのお薦め

扁平精米──最初に醸した蔵
稲花酒造は、日本で初めて扁平精米を導入した蔵です。米の形に沿って削ることで、雑味のもとになる部分だけを取り除く精米方法ですが、ただ取り入れれば良い酒になるわけではありません。
工夫なしでは味の薄い酒になり、米が割れやすくなることで逆にくどい酒にもなります。稲花では扁平精米の米を通常の精米とはまったく別の扱いで仕込みます。特に麹造りが大きく変わります。これは長年の経験から積み上げてきた技術です。
扁平精米で酒がきれいになるというのは、味が薄くなるという意味ではありません。味わいはしっかりのせたうえで、余分な雑味をなくす。それが稲花の酒の味です。

千葉県九十九里浜最南端の蔵
稲花酒造があるのは、千葉県一宮町。九十九里浜の最南端に位置するサーフタウンです。海沿いにはバーベキューやキャンプを楽しめるスポットも多く、週末には県内外から多くの人が訪れます。
海で遊んだあとは、酒蔵に立ち寄ってみてください。蔵で直接お酒を選んで買えるのは、ここまで来た人だけの楽しみです。







