コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

千葉県一宮町の酒蔵、稲花酒造

感性×理論

それが稲花の酒になる。

偶然ではない、必然のうまさを

偶然ではない、と言い切れる酒造り。

理論

なぜこの作業が要るのか。やれば、どうなるのか。酒造りのひとつひとつに理由があり、経験が教え、科学が裏づけてくれる。ただ、数値で確かめられるのは、そのうちの一部でしかない。

感性

残りは、五感の仕事。もろみの状貌(見た目)、香り、音、手ざわり、ひと口含んだ味。温度を上げてほしいのか、追い水がほしいのか。麹ももろみも望みを言葉にはしてくれないから、聴きとって、見極める。酒造りは、その対話でできている。

技術

蔵には蔵の、条件がある。蔵に棲みついている菌も、設備も、環境も。ただ、それが去年と同じである保証はどこにもない。菌のふるまいは、目に見えない。毎年条件が変わる。

米が変わり、気候が変わる。酵母も麹菌も生き物で、去年と同じようにふるまうとは限らない。去年と同じやり方では、同じ味には戻れない。だから、ときに基本をこえる。たとえば、米に水を吸わせる浸漬。その年の米を見て、吸わせ方を変える。ただし、それで済む話ではない。浸漬が変われば、蒸し上がりが変わる。蒸しが変われば、麹の造りも、掛米の扱いも変わっていく。一か所を動かせば、その先の工程がすべて動く。だから稲花では、一手ではなく、造り全体を見て判断する。この臨機応変さが、稲花の酒造りだ。

酒造りは基本がもっとも大切で、その基本を理解しているからこそ、こえる応用に挑める。まったく同じ酒は、二度とつくれない。それでも、「あの味だ」と思ってもらえるところまで仕上げる。偶然に頼らないとは、そういうことだ。

その一本は、毎日の晩酌でも、飽きがこない。その日の料理に、すっと寄り添う。この前のあの味に、また会える。

酒造りは真面目に、晩酌は自由に。

稲花の酒造り

一造りのはなし

目指す酒を設計し、それを実現する技術で仕上げる。良い米を使うだけでは良い酒にならない。どんな材料を使ったかではなく、その一本の最高をどこまで引き出せたか。酒の出来はそこで決まると考えている。

一本一本と向き合う以上、造れる量には限りがある。だから稲花酒造は大量生産をしない。しないからこそ目の前の一本に全力を注げる。造らない、と決めている酒もある。甘さだけの酒。炭酸に頼る酒。削った数字だけの酒。自然に任せた、で終わらせる酒。造ろうと思えば造れる。それでも造らないのは、どれも稲花が目指す酒にはならないからだ。

鑑評会もコンテストも目指さない。そこで評価される酒を、
稲花はうまいと思えない。
うまいと思えないものは造らない。自分たちが飲んで、
うまいと思える酒を。
目指すのは、
味わいがあってキレがいい酒。
一本一本に違う個性を。
蔵について、詳しく
蒸しの工程。湯気に包まれる稲花酒造の仕込み蔵
麹づくりの工程。布をかけて広げられた米と、差し込まれた温度計
二精米のはなし

米の形に沿って削る、扁平精米。

扁平精米は、米の形に沿って削ることで、雑味のもとになる部分だけを取り除く精米方法だ。ただ、取り入れれば良い酒になるわけではない。

工夫なしでは味の薄い酒になり、米が割れやすくなれば、逆にくどい酒にもなる。稲花では扁平精米の米を、通常に精米した米とはまったく別の扱いで仕込む。特に、麹造りが大きく変わる。長年の経験から積み上げてきた技術だ。

扁平精米で酒がきれいになるというのは、味が薄くなるという意味ではない。味わいはしっかりのせたうえで、余分な雑味をなくす。それが、稲花の酒の味だ。

一般的な精米

正面 横 正面 横
玄米と削る範囲精米後の白米

球形に削っていく。形は丸くなる

扁平精米

正面 横 正面 横
玄米と削る範囲精米後の白米

米の形に沿って削る。薄く、平たくなる

雑味のもとになる部分だけを、取り除く。

稲花の一升瓶と、玄米・精米後の白米
三古酒と熟成のはなし

瓶の中身は、酒じゃない。時間だ。

栓を開けるまで、瓶の中ではその年が続いている。注ぐのは酒。グラスに満ちるのは、歳月。

見極めた酒だけが、古酒になる。

すべての酒が、古酒になれるわけではない。その年の出来を見て、時間を任せられるかを判断する。熟成は、放置ではない。見極めだ。

時間にしか造れない味がある。それを知る夜は、少し特別になる。

古酒を見にいく
四土地のはなし

千葉県九十九里浜、
最南端の蔵。

稲花酒造があるのは、千葉県一宮町。海沿いのサーフタウンです。バーベキューやキャンプを楽しめるスポットが点在し、週末には県内外から多くの人が訪れます。

海で遊んだあとは、酒蔵に立ち寄ってみてください。蔵で直接お酒を選んで買えるのは、ここまで来た人だけの楽しみです。

所在地

稲花酒造有限会社
〒299-4303 千葉県長生郡一宮町東浪見5841
TEL 0475-42-3134

稲花酒造の煉瓦造りの煙突と蔵(千葉県一宮町・モノクロ写真)

稲花のメールマガジン

新商品のお知らせや季節の酒の話など、蔵元からお届けします。